だるせぐのあるログ

京都の理系の大学院生

京都教育大学附属高校への訪問

日本シリーズ盛り上がってますね。

どちらかというと横浜を応援していますが、

ソフバンが負ける未来が見えないし、

だからこそ横浜を応援してて勝ってほしい。

 

本日は京都、伏見区にある京都教育大学附属高校を訪問してきました。

高校1年生200人弱ほどに自分の研究と大学院生の生活を紹介してきました。

時間の都合上13分程度という短い間でしたが、笑いを取れたしいい発表になりました。

やはりリアル感というかちゃんと自分たちに向けて作ってくれたスライドなのだ

ということをきちんと示すように京教の校歌をスライドに入れたり

伏見にある京都青少年科学センターの話を入れたりしました。

まさにそこでうけてくれたみたいでよかったです。

 

悪い方の反省点としては

少し研究から離れすぎたスライドになってしまっていたなと思っています。

流れとしては自己紹介→薬学部志望の理由→大学に入ってから→研究内容→まとめ

って流れで行いました。

薬学部志望の理由は外せませんが、

大学に入ってからはもう少し短くしてもよかったと反省しています。

 

研究内容はタンパク質の基本や実際の構造変化などいくらでも詳しくできるので、

高校1年生に対してはもう少し詳しくやってあげたほうがいいかなと思いました。

ただその時間を取るくらいだったらより面白いことがあるとは思ったり

でもストーリーとしては詳しくしたほうが面白いかなと思ったり悩んでます。

 

脳の研究をしている先輩が発表してはったんですが、

本当にプレゼンがうまくてとってもわくわくしながら研究紹介を聞いてました。

脳の研究はわかりやすいし、つかみもいくらでも考えられるし

高校生と同じ気分で楽しんでました。

 

帰りに科学コミュニケーションの先輩方とご飯に行きましたが、

それぞれ科学に対する考え方が少しずつ違って面白かったです。

そうはいっても自分の考えが一番だなと思ってしまいますが、

そうやって持論していく中で少しずつ変わっていってほしいなと思います。

 

そのサークルでは今NFの研究室企画の準備の真っ最中です。

なかなかいいアイデアが浮かばなくていろいろ考えてます。

僕としては理研が出してる科学道100冊が面白くて

なにか本紹介ができたらいいなと思っています。

 

もしここまで読むようなまめな方がいたら

ぜひNFでの展示も見にきてほしいと思います。

 

嶋崎

171029_大人の修学旅行

自分が修学旅行に参加したのが中学3年のときでした。あと半年で10年となることを思っていたところ中学の友達が京都旅行をしたいとのことでしたので、案内することにしました。修学旅行は自分が今京都にいる原因のひとつとして大きので、こういった機会をいただけることは嬉しかったです。宣伝になりますが、京都観光に関しては少しばかりおすすめどこを紹介できると自負しています。一緒に行こうと誘っていただかなくても結構ですので、京都にお越しの際は連絡していただき、いいところはないか聞いていただけるとありがたいです。ぜひ京都をまんきつしていただきたいです。

 

今回に関しては実はその直前まで割と忙しく、全然計画を練れていなかったことに加え、台風がちょうど来ていたのでかなり不安でした。

 

朝友達と合流し着物を着たいとリクエストがあったので清水坂のお店で着物をレンタルしました。着物もいつか手を出したいなとは思っているのですが、時間とお金がそれを許しません。まず最近話題になっている八坂庚申堂と二寧坂のスタバに行きました。普段あまりスタバには行かないのですが、エクステリア、インテリア、サービスが素晴らしいと思いました。京都にはいくつか有名なスタバがありますが、その場所場所の良さを存分に生かしたお店にできるのはさすがだと思いました。

 

その後は昼食として蕎麦のよしむらの清水店に入りました。蕎麦が専門ですので、蕎麦屋さん選びは腕の見せ所なのですが、朝からだいぶ雨が降っていたのでできるだけ歩かなくて済むところを考えました。よしむらさんは嵐山のお店に以前伺って美味しかったので近くにあってよかったです。でも本当に!京都はもっとおいしい!とこが!あるから!また来て!

 

八坂あたりをぷらぷらしたあと、僕が現時点で京都一いいお店だと思っているよこやまろうそくさんに行きました。大きくないお店ですので、もしかしたらいっぱいかなと思いましたが、補助席を出していただき入れました。他のところで述べていますので省略しますが、このお店は本当になにもかもが素晴らしいです。日本酒が自分で選べるのが楽しいです。とか紹介していますが、混むのがやなので本当は紹介したくないです。最近leafにて紹介されていたので今後行きにくくなりそうで不安です。

 

そのあとは青蓮院に行きました。青蓮院は実は10年前の修学旅行で行った場所で印象に残っているところだったので、ぜひ案内したいと思っていました。長い時間正座させられ説法を聞いた記憶がはっきりと残っています。自分は京都に来たらまず行きたいと思っていた場所なので以前に訪れていたのですが、友達はちゃんんと10年ぶりでした。10年前自分がいたところを再び訪れることって素敵だなと思います。とはいえ、思い出補正を除いても青蓮院は素晴らしいところですので、ぜひ訪れてほしいです。友達も言っていましが奥のお庭はずっと見てられるほど素晴らしいと思います。

 

そのあとK家本館で少し飲んで、宿泊しているホテルまで友達を送って行ったところで、電車がないことに気づき、歩いて帰りました。疲れた…。

 

そんな休日でした。久しぶりにちゃんと京都を調べたので、まだまだ行ってないところもあるし新しくできたところもあるしで、ちゃんとまた巡ろうと思いました。

 

だるせぐの

 

 

171028_花山天文台特別公開

始まりは第42回の京の夏の旅にて

花山天文台が特別公開されていたところから始まります。

前々からこの天文台の存在は知っていましたが、

なかなか行く機会に巡り合わず、行けていませんでした。

今回こそ訪問しようと思っていましたが、時間の都合でこの特別公開には行けませんでした。

 

 

今回の特別公開の話をポスターで拝見しtwitterにて呟いたところ

京都サマーデザインスクールで同じグループであった方から

「工作教室を手伝わないか」と誘われ、参加が抽選であることも考え

見学兼補助という形で参加させていただくことにしました。

 

当日になり集合時間を間違え45分前についてしまうというミスを犯すも

空いた時間で近くにあった無鄰菴(山県有朋さんち別荘)を訪問しました。

無鄰菴は本当にきれいで感動しましたが、別の話なので省略します。

 

花山天文台では午後から特別公開でしたので、暇な時間に見学しました。

天文台の見学はすばる以来2度目だと記憶しています。

花山天文台の設備は最新のものではありません。

そのためわりと手動式の機械が多くて、とても理解しやすかったのでとても勉強になりました。

 

工作教室では「彗星を作ろう」と「木星の渦を作ろう」の企画の2本立てでした。

きちんとした形で工作教室を手伝わせていただくのは初めてでしたので、

わからないことばかりでしたが、他の2人の振る舞いが素晴らしく生きた教材を見れた気がします。

 

その工作教室を通じて思ったこととしましては

自分は放任主義というかしてはいけないことだけ教えられてきたので、

そういう考え方が身についているなということです。

 

アドバイスと助言は違います。

大人たちが最短だと思う道を進ませてあげるのは

一見とても楽だし効率的に見えますが、この方法だと発達に限界があると考えます。

進んでは行けない範囲を決めてあげて

その中で自由に進ませてあげる方が最終的には遠くにいけると思います。

 

社会の中では効率を考慮し前者の案が採られることもありますが、

こと科学においては効率より最終的な発展を目的としている以上

後者の考え方を持って行われてほしいです。

それが「科学に失敗はない」と言われる所以であり

京大の精神「自由の学風」につながっています。

 

今後の科学コミュニケーションを考える上で貴重な体験となりました。

運営の方々、紹介してくださった方、工作教室にきてくれた方に感謝申し上げます。

 

だるせぐの

アクティブラーニングの授業、生理学を見学しての所感

 

どうもどうも、明日までのレポートを抱えながら

研究室でこれを書いている僕です。

笑いたくなります。全く笑えません。

 

さてさて今日は2回生配当の生理学の講義を見学してきました。

生理学2とはいえ使ってる教科書は「薬理学」なので

薬理学の講義と言って差し支えないと思います。

 

いわゆる薬理学の薬の一つ一つのあれこれを覚える講義ではなく

それら全ての基礎となる受容体について体系的に学ぶというものです。

 

昔から暗記が苦手だった僕はこの講義が嫌いでした。

このシグナル伝達物質がこの受容体に作用して…と説明されても

なぜこの受容体に作用するのか気になってしまう質なので

(関係ないけど「質」を「たち」って読むよね。日本語ってすごいなって思う。)

全然その事柄が入ってこないんですよね。

 

そういう意味では今の研究室でそのブラックボックスを開ける研究ができているのは

本当に嬉しいことだと思います。

 

3年前に受けた授業の見学なので懐かしさを感じられるかなとも

ちょっと思っていたのですが、全然でした。

 

僕が全く授業内容を覚えてないことも理由ですが、

講義の行い方ががらっと変わっていて新鮮でした。

事前に動画をYouTubeしたり、

小テストをパンダにあげたり、と随所に学びやすくする工夫がたくさんありました。

(パンダ:京都大学で運営しているネット上に課題やリソースをおけるサイト。非常に使い勝手がよくない。)

 

講義後に先生とお話しましたが、暗記することが多すぎて授業内では扱えないから

すべてを教えるのではなくてどうやって学習すべきなのかを教える

とおっしゃっていました。

 

同じことを教えるでも学びやすさには大きく違いがでるんだなと改めて感じました。

 

TAというか後輩のことばっかじゃん、なんて思われてそうですが、

実は父親、母親ともに先生なので生まれつき教えるということに対していろいろ考えてしまうんですよね。

 

 

これだけ

実習それぞれ

3回生の実習TAして感想を読んだり

「薬の世界」入門の感想を読んだり

物理化学エクササイズのTAして感想読んだり

情報のTAして15分の休憩タイムで話して感想読んだり

こう後輩たちといろいろ絡む機会があって嬉しいです。

 

「薬の世界」入門の感想では

「自分で結晶を作ってX線構造解析してみたいです」っていう感想があって

早く実習をやろうよって思いました。

 

「薬の世界」入門(僕らの時代には薬学倫理・概論でした)は

一回生前期の一週間の中で一番楽しみな授業のひとつでした。

えぇ僕にも一回生だった時代があったんです。遠い昔…。

慣れてしまいがちですが、京大の先生って一流の研究者で、

その先生から無料で研究の話が聞けるてなかなか貴重な機会ですよね。

 

閑話休題しまして

研究室ごとの実習の話をしますかね。

3回生からの感想に

「前の研究室とは違い自分で考えたり作業したりする機会があって楽しかった」であったり

自分で考えたり作業する機会したりするがあって辛かった」がありました。

 

この際、どんな実習がいいかに関しては置いておきます。

というか僕、正直どんな実習でもいいと思っています。

どんな人を呼びたいかとちゃんとマッチしてることが大切かなと。

自分が去年は「前の研究室」にいて比較的楽な実習を行い、

今年は生徒の自主性に任せる大変な自習を行えたことは非常にいい経験になってます。

 

 

今年は資料だけ配って質問があったら受けるで、

あとは全部3回生にやってもらおうという自習でした。

3回生は本当に苦労するんだろうなと思っていたら

後半は特にみんなで協力しながらうまく回していて

京大生の能力の高さを感じました。

 

この学部は爪を磨いて丸くしてしまう傾向にあるんですよね。

その是非を議論するにはまだまだ未熟ものですので控えますが、

今の研究室は爪を尖らせていこうという研究室なので

そういう意味ではその意に沿った実習だなと思いました。

 

去年からこの実習を始めたこともあり、まだまだまとまっていないこともあり

3回生には余計な手間をかけたところもあります。(ごめんね)

来年度の実習はそういう無駄なところをなるべく省いて

より有意義な実習にしたいなと誓いましてまとめとします。

来年もいい実習になりますように。

 

長くなっちゃった…

実験も始まったのでそのことも書かなきゃだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

学生実習の感想を読んで

さてさて3回生の学生実習TAも終わり、本格的に研究室での実験を始めました。

新たな研究テーマは所属の研究室でほぼ初めてのテーマなので、いろいろと苦労しています。

 

それと並行して学生実習の感想を読んでいます。

TAをしていたので、いろいろと個人的に思うところはありますが、

自分で気づかなかった感想を書いてくれる子が多くて本当に楽しいです。

 

この学部の実習は各研究室が持ち回りで行うためにそれぞれの色が濃く出ます。

自分の研究室の実習は解析まで行うのでパソコンを使う作業があります。

パソコンが苦手な3回生が多く、

「パソコンでの作業が大変でした」という感想を多くいただきました。

 

情報のTAもやっているので、パソコンが苦手だっていう子が多いのは感じています。

その苦手意識どっからくるんでしょうね?

うまく苦手意識を取り除きながら教える方法を模索してます。

 

以前どこかで読んだのですが、練習には2種類あって、

意識的に行えないことを意識的に行えるようにする練習と

意識的に行えることを無意識的に行えるようにする練習があるそうです。

ここらへんの意識をうまく利用できないかなと思っています。

 

少し話は変わりますが、各研究室の実習の内容についてです。

各研究室の色がはっきり出るとさきほど述べましたが、

この実習が3回生と最も絡むことができるので、

リクルート的な意味合いも含まれています。

去年は一番楽な実習のひとつである研究室に所属し、

今年は一番楽ではない実習のひとつである研究室に移りました。

 

自分としてはどちらも楽しかったなという印象でした。

今年は特に学生の自主性を重んじて、

説明を最小限にし学生に任せるという内容で、そのためTAの力量が試される実習でした。

 

と、少し長くなりすぎたので、このあたりのことはまた次の機会に書きましょうかね。 

 

 

 

 

 

 

はじめまして

こんにちは。

今、研究室で大音量でaikoを聴きながらこの文章を書いています。

aikoであることに深い意味はありません。ituneにでも訊いてください。

ちょうど空が白み始めて来ました。いい時間帯です。

 

このブログを始めたのは、自分の中に浮かぶもやもやを

きちんとした文章に直したいと思ったからです。

残したいわけではなくて、ただ文章化したいなと。

誰かに見せたいわけではなくて、ただ文章化したいなと。

思い出しますね、徒然草

 

徒然草っていうと枕草子方丈記と並ぶ日本三大随筆の一つです。

昔習った時の話に他二つの作者、清少納言鴨長明は京都の印象を持ちました。

吉田兼好先生はあまり京都の印象がなかったのをよく覚えています。

だから吉田神社の関係者だと知って驚きました。

その時はまだ京都というものの本質が見えてなかったので

徒然草の親しみやすさが京都らしくないと感じたのかなと省みました。

 

徒然草も好きですが、昔はよく天声人語を読んでました。

天声人語の文字数が600文字程度ということでそれくらいで書こうかなかな。

論理的な文章を書くことも意識していこうと思ってはいますが、

天声人語のようなちょっと飛躍も楽しんでいただきたいというか

提供したいという思いもあります。

 

文章化することで頭の中を論理的に整理しようっていう目的もありますが、

やる以上できればHTMLとか語彙とかに繋げられたらとは思ってます。

とりあえず興味のあることに飛び込んでみような人生なので、

難しいことは考えずもう雑多に書き連ねていくつもりです。

 

それではみなさん、良い一日をお過ごしください。